趣味を持つことでストレス発散
介護職は勤務先を問わず対人の仕事なので、どうしてもストレスが溜まりやすくなる。少しの間だけ人と接するのではなく、高齢者と長い時間向き合う仕事だからだ。介護職として必要な知識と技術を身に付けていても、高齢者の介護度や体調、性格などは千差万別。当然ながら一律の対応で済むわけではなく、個別ケアを行う必要がある。コミュニケーションがスムーズにとれないことも多々あり、精神的なストレスが溜まりがちになる。そのため、自分に適したストレスを発散方法を持っておくことが大切だ。介護職におすすめのストレス発散方法は、同じ介護職の仲間同士でたくさん話しをすることだ。仕事の愚痴のようになっても良いだろう。仕事をしていて感じるストレスを言葉にするだけでもリフレッシュできるし、同業種同士なら互いに共感・理解できることがたくさんあるはずだ。このような機会を定期的に作ることで、ストレスを過度に溜め込まずに済むようになる。
話すこと以外には、集中できる趣味を見つけるのもストレス発散に効果的だ。自分が楽しいと思える趣味に集中している時間は、ストレスの元となっていることを考える暇がないので、うつの発症を抑える効果も期待できると言われている。目的を持ってできる趣味は特におすすめだ。たとえば一つ一つのピースを組んで完成させていくパズル、森林浴や運動不足解消も兼ねて山頂を目指していく登山、河川の形状や水深などから戦略を立てて釣果をあげていくゲーム性の強い釣りなど、集中できる趣味はいろいろとあるのだ。